愛には いろんなかたちがあるし、 外から見ただけでは わからないことも たくさんある。 付き合いの長さとか 物理的な距離だけでは 測れなかったり、 近づくことすらできない かと思ったものが 長い時間をかけて 実ったり。 宇宙一、シンプルなのに 世界一、…

若さとか 新しさとか 綺麗さ に、つい、 絶対的な価値を おいてしまいそうになるけれど 歳を、経験を、 重ねたことでしか得られない 奥行きとか 真新しい時にはない 味わい深さとか すこし傷があるからこその 力強さとか そういう、 絶妙なものもある。 （写…

ただ前に 突っ走るだけじゃなくて、 後悔があるなら 戻るのでもいいし、 出発場所がずれているのなら 横でもいいから、 大事なのは 少しずつでも 進み続けることなのかなと。 止まって、考えて、 完璧な答えが降りてくるのを待つよりも、 まずは 一歩動いた…

急いては事を仕損じる。 ってひいばあちゃんがいつも言ってた。 発酵も、 待って待って待って もう待ちきれなくなりながら でも冷静に、穏やかに、待って。 そしたら思いがけず とびっきり美味しくなったりもする。 ああ人生もきっと。 急ぐだけが道じゃない…

豊かな発想で、のびのびと こだわりを育ててゆく人って、 いつも柔軟な気がする。 ゆずれないこだわりがありながら、 あるからこそ、 それとは真逆のものだって チャンスがあるなら試してみて、 そして得たなにかあたらしい感覚をして より一層、 大切なその…

「自分すら まだ育ちあがっていないのに 人の子なんて育てられる気がしない」 と言い続けているわたしですが。 酵母は楽しく、育てています。 毎日おんなじように手入れしていても 伸び 弾力 つや 張り 香り ・・・ 日によって 微妙に様子が違っていて。 時…

これは違う、あれは違う、なんて つべこべ云わずに、 きっかけがあるなら ドボンと一回、飛びこんでみて 己の手で目で触れてみたら、 それが結果として 自分の目指すものだったならもちろん、 必ずしもそうではなかったとしても 新しい酵素みたいに 自分のな…

待つことって ものすごく、ロマンチックだなあと思う。 自分の時間を ふわっと一瞬 だれかに、なにかに、ゆだねる みたいな。 心に余裕がないとできないし、 効率とかスピードとかを追い求める「作業」 ではうまれない、 特別なひととき。 気を抜くと つい、…

今度、 いつ会えるか どこで会えるか わからないけれど また会えるってことだけは なんとなく心の何処かが 知っていて。 その時に 晴れやかな笑顔でいられるように つたない精一杯を 積み重ねる。

ときには立ち止まって 一人、しずかに あれやこれやを消化する そんな時間も必要だろうから。

どこまでが本当で どこからが夢で 今どこにいるのか たまにフワッとわからなくなるくらい。 不思議で、濃密で、 目まぐるしいけど心躍る、 そんな時間。 夢現 って書くらしい。ユメウツツ。 （写真；鉄のフライパンでカリッと焼いた酵母パンに、最近のお気に…

急に暑くなってきて、 ある朝とつぜん ＂いつもどおり＂ が通用しなくなった 酵母ちゃん。 ちゃんと いろんな移り変わりをキャッチして 臨機応変に、身軽に、 変化してゆくんだぞ って教えられたような。

しちゃあ、いけない というか しようとしても、意味ない って分かっているのに 思い通りにいかなくて しょげる朝とか。 偶然の一場面は 面白がるのが、 笑い飛ばすのが、 イチバン！ …で間違ってないはず。 たぶん。 （写真；子育て、ならぬ、酵母育てに奮闘…

はじめてのぬか漬け。 美味しい…！ のはきっと、大好きな、そして憧れの人のぬか床を分けてもらったから。 何気ない会話の中でその人は、 「植物とか、食材とか、 成長しよう！ってものの手助けができる仕事 って素敵だよね。」 って言ってた。 植物も酵母も…

噂には聞いていたけれど。 本では読んだことあったけど。 蓋を開けた瞬間 生まれて初めて自分の育てた酵母が ポンっ！シュバ〜っ って産声をあげたときの喜びといったら！ 心躍るってこういう瞬間をいうのだなと 一生忘れられない記憶がまたひとつ増えました…

ぬか漬けを始めました。 そしたら、 レーズン酵母が活気づきました。 昨日まで瓶底でチーンとしていたレーズン達が みんなぷくぷくぷかぷかしていました。 きっと無関係なのはわかっているんです、 一丁前に「ぬか漬け」ってったって 昨晩仕込んだばかりの赤…