あそびがある ことのもつ意味を、 大人になってから知った。 きちっとして まじめで １ミリの狂いもない それだけでは 生きてゆけなくて ちょっとした隙間というか 余裕というか あそび、 いい加減とか 無計画とか そうではないのだけれど、 あそび、 それが…

なんでも ちょっと慣れると、 ちょっとできると、 ちょっとわかると、 面白い。 押さえるべきツボ、 工夫のしどころ、 自分の癖、 そんなが分かってきて、 練習を、訓練を、経験を、 積むのが楽しくなってくる。 最初の、その 「ちょっと」にたどり着くまで…

人生皮肉なことに、 好き・嫌い 得意・不得意 できる・できない 上手・下手 … 必ずしも いつも比例してるわけじゃない。 好きじゃないのにできてしまったり、 不得意と思っているのに上手と言われたり、 下手だけど好きだったり・・。 でも思うに、 あまり選…

疲れをとる、いちばんの方法は 本気で寝ることだと思う。 スマホを見ながら 寝っ転がるとか 本を読みながら ごろごろするとか 映画を見ながら 寝そべるとか そんなじゃなくて、 本気で、寝る。 目を閉じて 脱力して ねむる。 そして 起きたとき、 冬眠から覚…

眠りにつく前の 最後の一瞬、 今日一日できなかったこと じゃなくて 今日できたこと、よかったこと、 そして 明日すること、したいこと、 ・・振り返って 眠りに、おちてゆきたい。 （写真；いろんな発酵エキスを練りこんだ食パン。最後の一滴まで食べきれた…

毎日やると10分で済むものが 溜めてしまうと２時間かかる。 でも、 10分で終わるからって 全部を頑張りすぎると、 10分の集合体が いつのまにか 数時間にまで膨れあがってしまう。 どのタイミングで なにをするか、 もしかしたら わたしたちは常に そのセン…

その真逆を体験してはじめて、 自分の求めているものがわかったりする。 だから、そういう意味で 思いっきり右にすすんだり 思いっきり左にすすんだり なんとなく違和感を感じても 一回やってみる、 そんなことも 無駄じゃないと思ってる。 と同時に、 手を…

絶対的な決め手って 意外と少なくて、 一つひとつは 取るに足らないような 些細な事柄・・ ・・空があおいとか 朝ごはんがおいしいとか コーヒーが香ばしいとか タオルがいいにおいとか そんな積み重ねで できている気がする。 日常の シアワセって。 （写真…

すごい人は 偶然のたのしみ方を知っている。 なぜこうなるの！？ って その波に飲み込まれてあがいて苦しむ んじゃなくて、 その波に えーい乗っちゃえ！ って、 予測や期待とちがうことも 出逢ったなら運命、 たのしむ。 その軽やかさが さらにその人たちを…

手厚いおもてなし もうれしいけれど、 黙っていても心地よい、 ほどよく遠めの距離感 って、 さらに高度なサービスだと思う。 それは決して ツンとすましているのでも 無愛想なのでも 忙しくて余裕がないのでも なくって、 意図してつくられているのに 限り…

選択肢があるって素晴らしい と、人はいう。 もちろんわたしもそう思う。 選択肢があるって （悩ましいけど）素晴らしい。 でも、最近思うのは、 選択肢があること が素晴らしいんじゃなくて 選択肢があることに気づけること が、素晴らしいんじゃないかと。…

数打って当てる なんて、 かっこよくないと思っていたけど 打たないと そもそも当たりようがないんです。 ほんとに当てようと思ったら 自分で打って慣れるほかないんです。 上手なあの人を指くわえて見てるだけでは 突然当たるようになったり、しないんです…

たとえ身なりが質素でも、 たとえ歳を重ねようとも、 背筋をシャンと伸ばして 笑顔をたずさえていれば その人は誰よりも美しい。 そういう人に なりたいなぁと思うのです。 （写真；チェリーとカシューナッツが詰まって、むんぎゅっとした中身が。）

正しいことをするって むずかしい。 まず、 完璧な正しさなんてない ってことを受け入れるのが むずかしい。 それに、 自分にできる範囲っていうのが 往々にして、限られているから これまたむずかしい。 しかも、 考えすぎると 結局なにもできずに終わって…

季節をあじわう ってとても素敵なことだなあと 今更ながらにつくづく思う。 もちろん単純に 綺麗、美味しい、楽しい も、そうなのだけれど、 その季節だけのなにか をすることが ある種の句点というか、 それまでにここまでやり遂げよう とか、 去年の今ごろ…

大人になればなるほど あたらしい友だちを作るのが むずかしくなってしまった気がする。 でもだから、 素敵な人に出会えると すごくワクワクドキドキするし、 アッ！っと思ったら 勇気をだして踏みこんでみよう とも思う。 （写真；いろいろ発酵中。）

消費する って、なんかちょっと哀しい。 消す、費やす。 費やして、消える。 モノを使って、減らして、消える。 ・・そうじゃなくて、 身に、 知恵に、 形が残る残らないにかかわらず 消えるんじゃなくて むしろ、心が豊かになるような そういう使いかたので…

何事も 完成直前の最後の一歩がむずかしい。 70%あたりから、 80%、90%、95%、98%・・・ って、どんどん困難さが増す。 それでも淡々と 完成に向かってすすんでゆける人が、 プロってやつなのかもしれない。 （写真；さつまいもトーストにバター蜂蜜。）

名前を呼ばれるって うれしい。 あ、わたしのこと わたしとして認識してくれているんだ、 って思って うれしいと同時に ちょっぴり気も引き締まる。 日常のかかわりの多くは 名前なんて知らなくても十分に 成り立ってしまうけど 名前を呼んで、呼ばれて、 そ…

ある日 ふと振り返ると、 なにも成長できていないと思っていた自分だけれど ほんのちょっと前までは知らなかったことが あたりまえになっていたり すこし前までの悩みの そのうえに立っていたり。 完成には達していてなくても 遥か遠くても なにかしら、なに…

コミュニケーションをとるって 言語にかかわらず、 誤解とか 勘違いとか 距離感がつかめなかったりとか 気遣いとか いろんなものがつきもので、 あまり得意じゃなかった。 けど、 もちろん今でも日々 シッパイコウカイするけれど 前よりちょっと、 気楽に考…

だれかに作ってもらうご飯は 間違いなくおいしい。 でも 自分が食べたいときにつくる、 自分が食べたいものも、 実はおいしい。 自分ひとりのために・・ ってつい面倒くさくなるところを わたしだけの自由な一食、 さてなにを食べようか ってワクワクできた…

自分なりの いつもどおり を持っているって すごく大事なことだと思うのだけれど、 たまに、それから おおきく外れてみるのも 大事なんだと思う。 刺激なのか 気分転換なのか それとも いつもどおり をより良くするための 市場調査なのか、 まあそんな感じ。…

知らない人と二人で 沈黙のなかで エレベーターに乗るのが とてつもなく苦手です。 だからいつもマンションで 知らない人がいるエレベーターは避けるのですが、 それでも やむを得ず誰かと一緒になってしまったとき。 ・・なぜか話しかけてしまうんです。 社…

おいしいパンが焼けると、 シンプルにうれしい。 軽すぎず、でも重すぎず、 柔らかすぎず、でも硬すぎず、 華やかさはないけれど 食事をしている実感のある、パン。 そして それを糧に、癒しに してくれる人がいると、 ああ こういう瞬間のために生きてゆき…

片付けが上手な人は つくるのも上手な傾向にあると思う。 それはもしかしたら 片付けが上手な人は 手際がよくて、 手際がいい人は ちょっとしたアイデアが豊富で、 アイデアが豊富な人っていうのは つまり 創造的だから だから、 片付けが上手な人は つくる…

言葉選びが とてもじょうずな彼女は 部屋を整えるのも すごくじょうずで、 彼女の空間で過ごす時間は いつもなぜか心地いい。 多分こういうのを 人は＂センス＂と呼ぶんだろうなって、 そう思わせられるような。 センスのいい人、 センスのいい物に触れてい…

「大人になって変わったな」 と思うことの一つに、 図太くなったことがある。 社会人になって 世界がグンと広がって、 いろんな人、 ・・年齢も経験も価値観も に出会って、 みんなが文句なしに口を揃えて 良い！ヨシ！GOOD！ って言うものを追求するって、 …

あたらしいとか、 便利な立地だとか、 広いとか、 そんなことも 大事にしたいけど、 それ以上に 太陽の光が入るかとか、 空気の流れがいいかとか、 水(、とくに下水)の動線とか、 ごみの処理とか、 なんだか光合成の要件みたいな そんなポイントが 穏やかな…