覚え書き②
"美味しい"
ことをひたすらに追求するがあまり
自然に逆らう魔法の粉まみれになっちゃうなんて、
身体によくない。
"美味しい"は、
手段であって、目的じゃない。
"身体にいい"
ことをどこまでも徹底するがあまり
情報に振り回されて
ヒステリックになっちゃうなんて、
美味しくない。
"身体にいい"ことは、
手段であって、目的じゃない。
でも、
だけど、
あたりまえながら。
"美味しい"と"身体にいい"は
けっして相反するものじゃなく、
最っ高のパートナーだ
ってことも
見失っちゃあいけない。
何はともあれ、
心と身体が、お腹が、
じわりと
とけゆくような、
喧騒の中にあっても
やすらぎで満ちる、
そんな
ひと口を、つくりたい。
(写真;アップサイドダウンで焼いた、自由なパン。)
"ながら"
最近、なんだか
"ながら"がちょっぴり苦手になってしまった
気がする。
生まれてこの方(…は大袈裟だけど)、
"ながら"とか"ついで"が
大好物だったのに。
まさかの事態に、気持ち悪くって
なんでだろう〜〜〜
って考えた末。
"ながら"するのは、作業だから
かもしれないな、と。
ほんとに真剣に向き合いたい事は
"ながら"じゃできない、
というか、
"ながら"じゃしたくない、
のかな、と。
目指すは、師匠の
研ぎ澄まされた、流れるような所作。
丁寧でありながら無駄がない
美しい、それ。
Festina lente.
ゆっくり急げ。
(写真;ご飯がすすむ、トロンとしたテロン(terong;茄子)。)