タイヨウとツキ
中学生の時、
数学のレポートで
「人生における、起きている時間」
を調べた。
ええ、まあ
やったことは単純で。
生まれたての赤ちゃん、
幼稚園、
小学生低学年、中学年、高学年、
中学生、
…
…
細かく区切って、
寝ている時間を仮置きして、
"起きている人生"の残り
を算出してみたという。
当時のわたしは、
そこから頭のなかで更に
お風呂やごはんの時間を差し引いて
「人生、かなり短いもんだなあ」
って思ったのを憶えている。
(残念ながら、計算結果はすっからかんに忘れてしまったけれど。)
そんなことをふと思いだした、
今のわたしはといえば
いつのまにか
人生のツキにも
こころが向くようになったような。
起きてる時間の中でも
ばりばり活動的な
タイヨウみたいな時間はもちろん、
当時はないものとして差し引いた、
寝ている時間やご飯やお風呂
そんな人生のツキみたいな時間も
ただ日々こなすルーチンワークじゃなくって
タイヨウ時間と並ぶ、
人生のもうひとつのたのしみとして
味わって生きていきたいなあ、とか。
追伸;
その時あるクラスメートは、「人生で伸びる爪の長さの総計」をレポートしていた。
あの授業のお題はなんだったのか…どうでもいいけど気になる。
(写真;蕪・人参・ツナ・大豆・ハーブを煮込んだまでは良かったのだけれど…豆乳入れて目を離してしまったのは、過ちでございました。)