この一食
人生で食事をする機会って
意外と限られている気がする。
「一日三食」
とはいうものの、
朝は時間との戦いの出勤前、
ゆっくり食卓を整える余裕はなくて
会社では仕事におわれて気づけばお昼、
とにかくお腹を満たすことが最優先
夜は疲れて準備する気力もなく、
簡単に適当に済ませてしまう
とか。
(昔のわたし。)
そうじゃなくても例えば、
一食をしっかり美味しく食べたら
その後お腹が空かなかったり、
おやつを食べたい時だってある。
だから実は、
お腹が空いたなあ
って次の食事に思いを馳せる瞬間は
すごく貴重なもののような気がして。
金輪際、一生涯、常に全力投球120%ごはん!!
なんて食事は難しいのかもしれないけれど、
せめて、
この目の前の一食を大事にしよう
って日々を
ぽつりぽつりと積み重ねてゆきたい。
それと‥おまけに言うなれば
昔のわたしみたいな誰かの心と胃袋に、
そっと寄り添える人になりたい
…っていうのはわたしの密かな野望。
(写真;空腹に目覚めた朝は。大根と豆腐の味噌汁、梅干玄米粥、納豆、大根葉と皮の胡麻炒め、ぬか漬け、きうい。)